








症例の見どころ
他院での鼻整形後に鼻先の感染を起こし、その後の修正手術を経ても拘縮が進行していた鼻を再建した症例です。
過去の手術と感染による影響で鼻中隔の損傷が大きかったため、今回は単純に鼻先の形を整えるのではなく、鼻中隔再建を行いながら鼻の支持構造を立て直すことが重要となりました。
もともと鼻筋の骨の高さがあったため、その高さを活かして鼻筋につながるよう鼻先を形成。無理に高さを出すのではなく、組織の状態を考慮しながら安全な範囲内で鼻先の高さと形を整えています。
術後1.5ヶ月では、側面・斜め方向から鼻筋と鼻先のつながりが整い、正面からも鼻先の輪郭の変化が確認できます。
症例紹介
術前のお悩み
鼻整形後に鼻先が感染した
修正手術後も拘縮が進行した
拘縮した鼻を修正したい
鼻の形態を再建したい
既往歴
最初に鼻根部へのヒアルロン酸注入を受けています。
その後、他院で鼻中隔軟骨を使用した鼻中隔延長・鼻尖形成を受けましたが、術後に鼻先が化膿し感染。
その後、耳介軟骨を使用して再度鼻中隔延長による修正手術を受けましたが、拘縮が進行した状態で来院されました。
診察・治療計画
過去の複数回の手術と感染による影響があり、鼻中隔の損傷が大きい状態でした。
そのため今回は、鼻先だけを再形成するのではなく、損傷した鼻中隔の再建を同時に行う計画としました。
一方で、患者様はもともと鼻筋の骨に高さがありました。
そこで鼻筋自体を必要以上に高くするのではなく、もともとの鼻筋の高さを活かし、そのラインにつながるように鼻先を形成。
拘縮と過去の感染・手術歴を考慮し、鼻先については無理に変化を求めず、安全性を優先した範囲内で高さを出して形を整えています。
今回の施術
再手術
静脈麻酔
鼻中隔延長(鼻尖形成・猫手術)
鼻先肋軟骨移植 LIFE NOSE
人中フラップ法
鼻中隔再建術
術後経過
術後1.5ヶ月
側面では、もともとある鼻筋の高さを活かしながら鼻先までつながるラインが形成され、術前と比較して鼻先の高さと輪郭に変化が確認できます。
斜め方向からも、鼻背から鼻先にかけてのラインがより連続的になり、鼻先の形が明確になっています。
正面では、鼻先を中心とした鼻全体の輪郭が整っていることが確認できます。
今回は過去の感染と複数回の手術を経た拘縮鼻であり、鼻中隔再建も行っています。
術後1.5ヶ月はまだ完成ではなく、今後も腫れや組織の硬さが落ち着く過程を慎重に経過観察していきます。
このような方に
- 鼻整形後の感染によって鼻が拘縮してしまった方
- 鼻整形を複数回受け、鼻先の変形や短縮が気になっている方
- 過去の手術で鼻中隔軟骨を使用しており、鼻中隔の状態が心配な方
- 拘縮した鼻を修正しながら、鼻先の形も整えたい方
- 鼻先だけでなく、鼻の内部構造から再建が必要と言われた方
- 人工物に頼らず、自家組織を用いた鼻の再建を検討している方
FAQ
Q.拘縮鼻の修正では鼻中隔再建が必要ですか?
A. すべての拘縮鼻に必要なわけではありません。
鼻中隔再建が必要かどうかは、過去の手術で鼻中隔がどの程度使用・損傷されているか、現在の支持構造がどの程度保たれているかによって異なります。
今回の症例では、過去の手術と感染による鼻中隔の損傷が大きかったため、鼻中隔再建を同時に行っています。
Q.拘縮鼻の修正では、希望通りの高さまで鼻先を出せますか?
A. 必ずしも希望する高さまで出せるとは限りません。
特に感染歴や複数回の手術歴がある場合、皮膚・軟部組織・鼻内部の瘢痕や損傷状態によって、安全に動かせる範囲には限界があります。
この症例でも高さだけを優先するのではなく、もともとの鼻筋の骨の高さを活かしながら、安全な範囲内で鼻先の高さを形成することを優先しています。
Q.鼻中隔軟骨をすでに使っていても再手術できますか?
A. ほとんどのケースで可能です。
修正鼻整形では、過去の手術によって鼻中隔軟骨が不足しているケースがあります。
その場合、残存している組織の状態を確認したうえで、耳介軟骨や肋軟骨など別の自家組織を使用して再建する方法を検討します。
施術費用(税込み)
| 施術名 | 料金(税込) |
| 初手術 | ¥1,100,000~ |
※上記は2025年6月の料金です。最新の料金は、料金表ページをご確認ください。
手術による腫れ・痛みなど
| 腫れ | 腫れは1週間、その後3週間程度かけて徐々に引いていきます。 |
| 痛み | 術後の痛みは2~3日後がピークとなりますが、内服薬の投与で緩和でき、1週間後には落ち着きます。 |
| 内出血 | 術後2~3日ほどでピークを迎え、その後、1~2週間程度で自然に消えていきます。 |


