修正できる鼻・できない鼻とは?
美容外科医が最初に確認する5つのポイント
修正鼻をご希望される患者様から、「私の鼻は修正できますか?」
というご質問をいただくことがあります。お気持ちはとてもよく分かります。
しかし実際には、「修正したい」というご希望だけで手術が決まるわけではありません。
まず私たちが行うのは、「どんな手術をするか」ではなく、「今のお鼻がどのような状態なのか」を正確に把握することです。
今回は、修正手術を検討する際にBIKANが必ず確認しているポイントをご紹介します。
修正鼻で最初に行うのは「診断」です
修正手術は、初回手術のようにデザインから始めるわけではありません。
まず現在のお鼻を詳しく診察し、「なぜ今の状態になったのか」という原因を分析することから始まります。
原因が分からないまま手術をしてしまうと、同じ問題を繰り返してしまう可能性があるためです。
① 皮膚に十分な余裕はあるか
最初に確認するのが皮膚の状態です。
例えば、
・皮膚が硬くなっている
・引きつれている
・薄くなっている
・赤みが残っている
このような状態では、無理に高さや長さを出そうとすると、皮膚へ大きな負担がかかってしまいます。
場合によっては、すぐに手術を行うのではなく、組織の状態を整える治療をご提案することもあります。
② 鼻を支える軟骨は残っているか
修正鼻では、過去の手術ですでに鼻中隔軟骨や耳介軟骨が使用されているケースも少なくありません。
つまり、「土台となる材料が残っているか」が非常に重要になります。
不足している場合には、自家肋軟骨を用いた再建が必要になることもあります
③ 感染や拘縮は起きていないか
修正手術では、
・感染
・拘縮
・炎症
の有無も慎重に確認します。
もし感染が残っている状態で新たな材料を入れてしまうと、再びトラブルが起きる可能性があります。
まずは現在の状態を改善し、安全に手術できる環境を整えることが大切です。
④ 鼻の内部構造はどうなっているか
外から見ただけでは分からない問題も多くあります。
例えば、
・プロテーゼの位置
・メッシュの状態
・骨格とのバランス
・左右差の原因
などは、診察や画像検査を行うことで初めて分かることもあります。
BIKANでは必要に応じてCTなども活用し、内部構造まで確認したうえで治療計画を立てています。
⑤ 「どこまで改善できるか」を一緒に考える
修正手術では、「理想の鼻」だけでなく、
「現在の状態からどこまで安全に改善できるか」を考えることが何より大切です。
美容医療は魔法ではありません。だからこそ私たちは、できることだけでなく、難しいことも正直にお伝えしています。
患者様と同じゴールを共有することが、満足度の高い結果につながると考えているからです。
「修正できない」のではなく、「準備が必要」なこともあります
「他院で修正は難しいと言われました。」
そのような患者様がBIKANへご相談に来られることも少なくありません。
実際には、すぐに手術をすることが難しいだけで、
組織の状態を整えることで修正が可能になるケースもあります。
そのため、私たちは「できる・できない」だけで判断するのではなく、
“今何が必要なのか”を大切にしています。
次回予告
次回は、
「他院修正で最も大切なのは『原因分析』」
をテーマに、なぜ同じ失敗を繰り返さないためには、デザインではなく”原因”を見つけることが重要なのかを詳しく解説します。
修正鼻を成功へ導くための第一歩について、ぜひご覧ください。
修正できる鼻・できない鼻の診断基準に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. 他院の手術で鼻の皮膚がかなり薄くなり、赤みも出ています。この状態ですぐに修正手術(LIFE NOSEなど)は受けられますか?
A. 皮膚が薄くなっていたり赤みが強く出ている場合は、すぐにプロテーゼや軟骨を入れ替えるような修正手術を行うことはおすすめできません。無理に高さを出そうとすると、皮膚の血流がさらに悪化し、最悪の場合は材料が露出するリスクがあるためです。BIKANではまず、現在の材料を一度抜去して皮膚を休ませたり、組織の血流や厚みを回復させる治療を最優先し、安全に再建できる状態に「準備」が整ってから本手術をご提案いたします。
Q. 過去の手術で耳の軟骨も鼻中隔軟骨もすべて使い切ってしまっていると言われました。もう鼻を高くしたり修正したりする材料(土台)は残っていないのでしょうか?
A. 過去の手術で耳介軟骨や鼻中隔軟骨などの「身近な材料」を使い切ってしまっている場合でも、修正を諦める必要はありません。BIKANでは、このようなケースにおいて、胸の強力な軟骨である「自家肋軟骨」を使用した土台の再建手術を行っております。肋軟骨は非常に高強度で量も豊富なため、過去の術式で構造が破壊されてしまったお鼻であっても、硬い瘢痕に負けない確固たるフレームをゼロから構築することが可能です。
Q. プロテーゼを入れた後に感染(赤みや腫れ、膿が出るなど)が起きています。感染中の修正手術は可能ですか?
A. 感染(炎症)が起きている最中に、新しいプロテーゼなどの人工物を同時に挿入する修正手術は絶対に不可能です。感染源がある状態で新しい材料を入れても、高確率で再び細菌が繁殖してしまいます。まずは原因となっているプロテーゼを速やかに抜去(あるいは洗浄)し、抗生剤の内服等で感染を完全に鎮静化させることが第一歩です。お鼻の内部環境を完全にクリーンにしてから、改めて安全な再建計画(LIFE NOSE等)を立てていきます。
Q. カウンセリングに行けば、自分の鼻の内部に過去のメッシュや軟骨がどう残っているか、その場で100%分かりますか?
A. 熟練した医師による触診や視診でかなりの部分まで予測はつきますが、外側からのアプローチだけでは100%把握しきれないケースもあります。特に他院での複雑な術式やメッシュの癒着状態、骨格の非対称性などは、三次元的に内部を可視化する「CT画像検査」を行うことで初めて正確な位置や残存量が判明します。BIKANでは、この事前の緻密な画像診断を行うからこそ、手術中に『開けてみたら予想と違った』というトラブルを防ぎ、的確な再建を可能にしています。
BIKAN CLINICでは3D-CT撮影を用いてカウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。 無理な勧誘や営業は一切ございません。小さなお悩みでもご相談ください。
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