プロテーゼを抜いた後の選択肢
あなたのお鼻に合った治療法を選ぶことが大切です
プロテーゼを抜くことが決まった患者様から、次によくいただくご質問があります。
「抜いた後はどうすればいいですか?」
「もう何もしなくても大丈夫?」
「またプロテーゼを入れる?」
「自家組織の方がいい?」
実は、プロテーゼを抜いた後にはいくつかの選択肢があります。
今回は、それぞれの特徴についてご紹介します。
選択肢① 何も入れずに経過を見る
症状が軽く、
見た目にも大きな問題がない場合は、
プロテーゼを抜くだけで十分なケースもあります。
人工物による違和感や不安がなくなり、
安心して生活できるようになる患者様もいらっしゃいます。
一方で、
高さや鼻筋の変化が気になる場合には、
物足りなさを感じることもあります。
選択肢② ヒアルロン酸で整える
大きな手術を希望されない方では、
ヒアルロン酸による調整という方法もあります。
ダウンタイムが少なく、
気軽に受けられることがメリットです。
ただし、
ヒアルロン酸は時間とともに吸収されるため、
効果は永久ではありません。
また、
感染や拘縮の修正には適応できないケースもあります。
選択肢③ 再びプロテーゼを入れる
プロテーゼを抜いた後に、
再度プロテーゼを選択することも不可能ではありません。
しかし、
感染や拘縮を経験された場合には、
人工物を再度使用することで同じようなトラブルを繰り返す可能性もあります。
そのため、
慎重な判断が必要になります。
選択肢④ 自家組織による再建
BIKANで最も多く行っているのが、
ご自身の組織を使用した再建です。
特に、
自家肋軟骨は十分な強度と量があり、
鼻筋から鼻先まで一つの素材で再建することができます。
人工物ではないため、
体との親和性が高く、
長期的にも安定した状態を維持しやすいことが大きな特徴です。
大切なのは「何を入れるか」ではありません
患者様は、
「何が一番良い材料ですか?」
とご質問されることがあります。
しかし、
本当に大切なのは、
現在のお鼻の状態に合った方法を選ぶことです。
感染歴があるのか。
拘縮しているのか。
皮膚の厚みや血流はどうか。
これらを正しく診断した上で治療法を決めることが、自然で長持ちする結果につながります。
BIKANの考え方
BIKANでは、
「とにかく高くする」「人工物を否定する」といった考え方ではなく、
患者様のお鼻にとって最も安全で、長期的に安定する治療をご提案しています。
現在のお鼻の状態を丁寧に診察し、
将来まで見据えた治療計画を一緒に考えていきます。
次回予告
次回はChapter4最終回、
「メッシュ鼻を自家肋軟骨で再建する理由」
について解説します。
なぜBIKANでは、メッシュや人工物ではなく、自家肋軟骨による再建にこだわるのか。
修正鼻治療に対する私たちの考え方を詳しくお伝えします。
プロテーゼ抜去後の治療選択肢と精密診断に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. 過去にプロテーゼで感染や露出寸前のトラブルがあった場合、再度新しいプロテーゼに入れ替える(入れ替え手術)ことは医学的に可能ですか?
A. 技術的に不可能ではありませんが、医学的なリスク管理の観点からは極めて慎重であるべきです。一度感染や強い炎症、包膜(カプセル)の拘縮を起こした組織は、血流が低下し、局所の免疫力が著しく低下しています。そこに再び人工物(シリコン等)を挿入すると、どれだけ慎重に滅菌を行っても、同じような感染トラブルや皮膚の菲薄化を高い確率で再発(反復性感染)するリスクがあります。特に過去にトラブルを経験されたお鼻に対しては、人工物を排除し、ご自身の組織(LIFE NOSE)を用いて再建することが、長期的な安全性を確保するための世界的な標準アプローチとなっています。
Q. プロテーゼを抜いた直後の鼻筋に、低くなった分を補う目的ですぐにヒアルロン酸注入を行っても問題ありませんか?
A. プロテーゼを抜去した直後の内部組織には、人工物が入っていたスペース(死腔・カプセル内空)が存在し、組織が非常に不安定で繊細な状態にあります。この状態でヒアルロン酸などのフィラーを注入すると、注入物が組織内に不均一に拡散し、予期せぬ変形や血流障害、さらには遅発性感染を引き起こす引き金になりかねません。特に抜去直後のデリケートな期間の注入は避けるべきであり、どうしても注入による調整を希望される場合でも、内部の組織が完全に治癒・安定するまで数ヶ月以上の期間を空ける精密な判断が必要です。
Q. 自家組織(LIFE NOSE)による再建を選ぶ場合、プロテーゼを抜去する手術と同時に行うのと、期間を空けてから行うのとでは、どちらが安全ですか?
A. 現在のお鼻にアクティブな感染(現在進行形の化膿や炎症)がなく、皮膚の厚みや血流が健全であれば、抜去と同時に自家肋軟骨などを用いた骨格再建(LIFE NOSE)を1回の手術で同時に行うことが可能です。これにより、患者様の精神的・審美的な負担(鼻が低い期間)を最小限に抑えられます。しかし、すでに感染を起こして膿が出ている場合や、重度の拘縮で皮膚の血流が著しく悪化している場合は、まずは抜去と徹底的な洗浄・消炎を最優先し、数ヶ月間組織を完全に休ませて(組織ベッドの回復を待って)から段階的に再建を行う方が、最終的な仕上がりと安全性の双方において圧倒的に有利になります。BIKANでは、この見極めを診察時に徹底しています。
BIKAN CLINICでは3D-CT撮影を用いたカウンセリングを行っています。初めての鼻整形や他院修正、再手術など、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。 無理な勧誘や営業は一切ありません。まずはLINEからお気軽にご相談ください。
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