感染した鼻は元に戻る?
「もう治らない」と諦める前に知ってほしいこと
鼻整形後に感染を経験された患者様から、最も多くいただくご相談があります。
「感染した鼻は元に戻りますか?」
インターネットで検索すると、
「感染したら終わり」
「もう修正できない」
そんな情報を目にして、不安になってしまう方も少なくありません。
しかし結論からお伝えすると、
感染した鼻でも、適切な治療を行うことで改善できるケースは数多くあります。
今回は、その理由についてお話しします。
感染で問題になるのは「鼻」ではなく「組織」
感染すると、
細菌そのものだけではなく、
炎症によって周囲の組織がダメージを受けます。
その結果、
・皮膚が薄くなる
・血流が悪くなる
・瘢痕組織が増える
・拘縮が起こる
といった変化が起こります。
つまり、
問題なのは感染そのものではなく、その後に残る組織のダメージなのです。
感染した直後に再建してはいけない理由
感染すると、
「早く元の鼻に戻したい」
というお気持ちになると思います。
しかし、
炎症が残った状態では、
皮膚も血流も非常に不安定です。
この状態で再建手術を行うと、
・再感染
・拘縮
・移植軟骨の変形
・傷の治りが悪くなる
など、
さらに大きなトラブルにつながる可能性があります。
だからこそ、
まずは感染を完全に治すことが最優先になります。
組織は回復させることができます
一度傷ついた組織でも、
適切な治療を行うことで改善を目指すことができます。
BIKANでは、
必要に応じて、
・SVF(脂肪由来幹細胞)
・PRP
などの再生医療を組み合わせながら、
皮膚の柔軟性や血流を改善し、
再建に適した状態へ整えていきます。
組織の状態が良くなることで、
その後の再建手術の安全性や仕上がりも大きく変わってきます。
元通りではなく、「より良い状態」を目指す
患者様から、
「手術前の鼻に戻せますか?」
というご質問をいただくことがあります。
残念ながら、
感染によるダメージが大きい場合には、
完全に手術前と同じ状態へ戻すことが難しいケースもあります。
しかし、
現在の状態を正しく分析し、
適切な治療を重ねることで、
自然で美しい鼻へ近づけることは十分可能です。
私たちが目指しているのは、
「元に戻すこと」だけではありません。
患者様が安心して笑顔になれる鼻を再建することです。
BIKANが大切にしていること
感染後の修正では、
「すぐに手術する」ことよりも、
組織を整える時間を大切にしています。
焦って再建するより、
皮膚や血流が十分に回復した状態で手術を行う方が、
長期的にも安定した結果につながるからです。
患者様一人ひとりの状態を丁寧に診察し、
無理のない治療計画をご提案しています。
「もう治らない」と諦めないでください
感染を経験すると、
「もう一生この鼻なのかもしれない」
と落ち込んでしまう方も少なくありません。
ですが、
現在の医療では、
再生医療や自家組織を活用した再建によって、
改善できる可能性は以前より大きく広がっています。
一人で悩まず、
まずは現在の状態を正しく診断することが大切です。
次回予告
次回は、
「感染後はいつ再手術できる?」
というテーマについて解説します。
「3か月?半年?1年?」
再建を急がない方が良い理由と、適切な手術時期の考え方について詳しくお話しします。
感染後の鼻組織の回復と再建に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. 感染によって鼻先の皮膚がかなり薄くなり、少し凹んでしまっています。このような状態からでも、本当に自然な形に修復できるのでしょうか?
A. はい、修復を目指すことは十分に可能です。感染による激しい炎症は、皮膚の裏側にある皮下組織や脂肪を減少させ、皮膚を薄く硬い状態(瘢痕化)にして凹みを引き起こします。この状態のまま硬い軟骨だけで無理に高さを出そうとすると、皮膚が耐えきれず再発や露出を招きます。そのためBIKANでは、まずSVF(脂肪由来幹細胞)などの注入によって皮膚そのものの厚みと弾力を内側から若返らせるように回復させます。土台となる皮膚に十分な厚みと血流が戻った段階で、適切な自家軟骨を用いて丁寧に形を整えることで、自然で滑らかな輪郭を再構築することができます。
Q. 他院での感染後、鼻が引きつれて短くなってしまいました。「元通りではなく、より良い状態を目指す」とのことですが、具体的にどこまで改善が期待できますか?
A. 感染によって失われた組織を補い、引きつれて上を向いてしまった鼻先をしっかりと下方向や前方に延長し、不自然に目立ってしまった鼻の穴を塞いでバランスの取れた美しいお鼻へと再建することが期待できます。「完全に元通り(手術前のミリ単位の配置)」と全く同じにするのは解剖学的に困難な場合もありますが、多くの場合、強固で安定した自家組織(LIFE NOSE)によるフレームワークを組むことで、感染前よりもむしろ洗練され、ご自身のお顔に美しく調和するお鼻へと仕上げることが可能です。諦める必要は全くありません。
Q. 感染後の組織回復のために受けるSVFやPRPなどの再生医療は、具体的にどのような効果があり、何回くらい行うものですか?
A. 再生医療(SVF・PRP)の最大の目的は、慢性炎症によって焼き野原のようになってしまったお鼻内部の「毛細血管の新生(血流改善)」と「硬くなった瘢痕組織を柔らかくほぐすこと」にあります。血流が豊富で柔らかい皮膚へと生まれ変わることで、その後に予定している再建手術(LIFE NOSE)の際、移植した軟骨にしっかりと栄養が行き渡り、生存率(生着率)が劇的に向上します。患者様のお鼻の状態(皮膚の硬さやダメージの深さ)により異なりますが、一般的には再建手術に向けた土壌改良として、期間を空けながら1回〜数回慎重に実施します。
BIKAN CLINICでは3D-CT撮影を用いたカウンセリングを行っています。初めての鼻整形や他院修正、再手術など、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。 無理な勧誘や営業は一切ありません。まずはLINEからお気軽にご相談ください。
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