プロテーゼ除去だけでいい?
「抜けば終わり」とは限らない理由
鼻整形後に違和感や不安を感じ、
「とりあえずプロテーゼだけ抜きたい。」
そう考えてご来院される患者様は少なくありません。
確かに、
プロテーゼを除去することで改善する症状もあります。
しかし、
プロテーゼを抜くだけで問題がすべて解決するとは限りません。
今回は、その理由について詳しくお話しします。
プロテーゼ除去が必要になるケース
プロテーゼ除去を検討する理由として多いのは、
・鼻先が赤い
・違和感がある
・動く感じがする
・感染した
・透けてきた
・形が気になる
などです。
このような場合には、
まず現在の状態を正確に診断することが大切です。
「プロテーゼが悪い」とは限らない
違和感があるからといって、
必ずしも原因がプロテーゼだけとは限りません。
例えば、
・瘢痕組織
・拘縮
・皮膚の菲薄化
・鼻先の支持不足
などが原因になっているケースもあります。
つまり、
原因を見極めずに抜くだけでは、悩みが改善しないこともあるのです。
抜くだけで改善するケース
比較的、
・感染がない
・皮膚が十分厚い
・鼻の組織が保たれている
・見た目への希望が少ない
このような場合には、
プロテーゼを抜くだけでも満足されるケースがあります。
抜くだけでは難しいケース
一方で、
・長期間プロテーゼが入っていた
・拘縮している
・鼻先が短くなっている
・鼻筋が不自然
・感染歴がある
このような場合には、
プロテーゼを抜くだけでは、
見た目や機能の改善が難しいことがあります。
場合によっては、
抜去後に再建まで含めて考える必要があります。
大切なのは「除去」ではなく「診断」
患者様の中には、
「とにかく抜いてください。」
と希望される方もいらっしゃいます。
しかし、
本当に重要なのは、
なぜ現在の状態になっているのかを正しく分析することです。
その原因によって、
除去だけで良いのか、
再建まで必要なのかは大きく変わります。
BIKANの考え方
BIKANでは、
プロテーゼを抜くこと自体を目的にはしていません。
患者様が今後何十年も安心して過ごせる鼻を目指し、
現在の状態を丁寧に診断したうえで、
最適な治療方法をご提案しています。
必要以上の治療も、
不要な治療も行いません。
次回予告
次回は、
「除去後には鼻が低くなる!?」
というテーマについて解説します。
プロテーゼ除去の適応と抜去後の変化に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. 他院で入れたシリコンプロテーゼの違和感が強く、とにかく「抜くだけ(単純抜去)」にしたいです。抜いた後、鼻の形が不自然に変形したり、崩れたりすることはありますか?
A. プロテーゼが長期間挿入されていた場合や、過去に微小な炎症・拘縮が起きていた場合、単に抜くだけではお鼻の形が不自然に崩れたり、皮膚が弛んでペコペコと凹んだり、逆に鼻先が引き連れて上を向いてしまう(短縮する)リスクがあります。これは人工物の周囲にできた「カプセル(包膜)」や瘢痕組織が原因です。お鼻の元の組織がどれくらい保たれているかによって、除去だけで綺麗に元に戻るかどうかが決まるため、事前の3D-CTによる骨格診断と専門医による慎重な組織評価が不可欠です。
Q. 鼻先が薄くなってプロテーゼが透けて見えそうな状態です。除去した直後に、同時に自家組織(LIFE NOSE)を使って安全に再建することは可能ですか?
A. 幸いにも「活動性の細菌感染(膿が出ているなど)」が起きていない状態であれば、プロテーゼの除去と同時に、ご自身の肋軟骨などを用いた安全な骨格再建(LIFE NOSE)を1回の手術で同時に行うことが可能です。皮膚が菲薄化(薄く硬化)している場合は、人工物を抜くだけだと皮膚がペシャンコに潰れて余計に不自然さが目立つため、自家組織で内側から優しく適切な厚みと高さを支え直してあげるアプローチが、見た目の美しさと将来の安全性を両立させる上で極めて効果的です。
Q. プロテーゼを抜去する際、周りにある硬い「カプセル(包膜)」や瘢痕組織も一緒にすべて除去してもらえるのでしょうか?
A. BIKANでは、ただ人工物を引き抜くだけでなく、周囲の組織に悪影響を与えている、あるいは将来の変形・拘縮の原因となり得る異常な瘢痕組織や包膜の厚い部分(カプセル)を、丁寧に診断しながら適切に切除・統制(リリース)します。これを怠ると、プロテーゼが無くなっても硬い組織の引き込みの力だけで鼻が変形してしまうことがあるからです。ただし、周囲の正常な組織や血流を傷つけないよう、非常に精密な剥離技術が求められる処置となります。
BIKAN CLINICでは3D-CT撮影を用いたカウンセリングを行っています。初めての鼻整形や他院修正、再手術など、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。 無理な勧誘や営業は一切ありません。まずはLINEからお気軽にご相談ください。
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